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【ネタバレあり】人間の強さと弱さを描いたヒューマンドラマの傑作「スリービルボード」を見た感想を辛口レビュー!

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2017年度のヴェネツィア国際映画祭で脚本賞アカデミー賞で主演女優賞、助演男優賞、トロント国際映画祭で最高賞を獲得した話題作「スリービルボード」を鑑賞したのでその感想をレビューします。 

 

★そのほか映画レビュー

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あらすじ

 

アメリカのミズーリ州の田舎町を貫く道路に並ぶ、3枚の広告看板。

 

そこには、地元警察への批判メッセージが書かれていた。

 

7カ月前に何者かに娘を殺されたミルドレッドが、何の進展もない捜査状況に腹を立て、警察署長にケンカを売ったのだ。

 

署長を敬愛する部下や、町の人々から抗議を受けるも、一歩も引かないミルドレッド。町中が彼女を敵視するなか、次々と不穏な事件が起こり始め、事態は予想外の方向へと向かい始める……。

引用:スリー・ビルボード (字幕版)

 

キャスト

 

数ヶ月前に娘を暴行殺害され進展しない捜査状況の警察に対して苛立ちを募らせる母親、ミルドレッド・ヘイズ役フランシス・マクドーマンド

 

レイシストでキレやすい性格の地元警官、ディクソン役サム・ロックウェル

 

誠実で優しく住民に慕われる警察署長、ビル・ウィロビー署長役ウディ・ハレルソン。

 

そのほか地元広告業者、レッド・ウェルビー役ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。

 

ミルドレッドの息子、ロビー・ヘイズ役ルーカス・ヘッジズ。

 

「スリービルボード」を観た率直な感想

 

ここ数年観た映画で1番というほど観るものを引きつける優れたシナリオで2時間があっという間に感じました。

 

アメリカ南部の田舎町の濃密な人間関係の中でミルドレッドが3枚の広告看板を設置することで登場人物たちの心が色々な方向に動き始めていく非常に良質なヒューマンドラマで人間の持つ光と闇の部分、優しさと残酷性、矛盾が真正面から描かれています。

 

人種差別、同性愛差別や理不尽な暴力がバンバン出てきますし登場人物の善だけでなく悪の部分もしっかり描いているので観る人によっては気分が重くなったり後味の悪さを感じるかもしれません。

 

結局犯人は見つかりませんし娘を殺された被害者側であるミルドレッドも躊躇なく犯罪を犯します。

 

予定調和の世界とは真逆の混沌としたリアルな現実をこれでもかと見せつけられるので一種の爽快感があるほど。

 

1度観たらすぐ忘れるようなありきたりな展開や結末の映画に飽きている人には刺さるものがあるのでオススメできる映画だと思います。

 

演者たちの間が最高なので観るときは字幕で!

 

 「スリービルボード」ネタバレ

 

娘の事件から7ヶ月経っても犯人は見つからず一向に進展しない捜査状況に苛つきを感じていたミルドレッドは道沿いの寂れた3枚の看板広告に地元警察署長ビル名指しで警察批判する広告を出す。

 

この看板が話題となりメディアに取り上げられるがビルを慕う地元住人や警官ディクソンはミルドレッドに批判的な態度をとるようになる。

 

ミルドレッドもやり返し軋轢が広がっているときに膵臓がんに冒されていた警察署長のビルが自殺。

 

看板広告のせいだと思いこんだディクソンは我を失い看板広告業者レッドを半殺しにして新しく赴任した警察署長にクビにされる。

 

そんなとき3枚の看板広告が燃やされてしまう。

 

目の敵にされていたディクソンの仕業だと思ったミルドレッドは報復に警察署に放火する。

 

運悪くディクソンがビルからの手紙を取りに来ていて大やけどで入院すると、同室にボコボコにしたレッド。

 

ディクソンは自分を見つめ直し過ちを認める。

 

広告業者の一人が燃えてしまった広告のスペアを持ってきてくれたので張り替えるミルドレッド。

 

ある日、退院したディクソンがバーで飲んでいると隣の席の男が過去に少女に暴行したと話しているのを聞く。

 

内容から言ってミルドレッドの娘だと確信したディクソンははその男に喧嘩をふっかけボコボコにされながらも顔をひっかきDNAを採取する。

 

しかしDNA鑑定の結果は別人でその男は軍人で事件があったときはイラク?にいたことが判明。

 

犯人ではなかった。

 

落胆するディクソンとミルドレッドだが2人は少しずつお互いを信頼し心が通い合ってくる。

 

バーにいた男は犯人ではなかったが、派兵された場所かどこかで女性を暴行したのは事実。

 

そして車のナンバーから住所も割り出してフロリダに住んでいることは分かっていた。

 

ディクソンとミルドレッドは2人でその男を殺しに?車で出かける。

 

車の中でミルドレッドが警察署に火をつけたのは自分だと告白。

 

「わかってる。そんな事するのはあんたしかいない」とディクソンが答え2人で笑うシーンで終了。

 

「スリービルボード」の見どころは? 

 

今までにない強すぎるオバサン

まず主人公のミルドレッドが魅力的すぎる。

 

娘を殺した犯人を捕まえることも出来ず進展もない地元警察と警察署長の怠慢を看板広告で批判してから町の住人たちからも疎ましく思われても一切無視。

 

毒舌なだけでなく文句を言ってきた歯医者にキレて歯を削る機械を奪い取り指に穴を開けてしらばっくれたり、看板のことで息子をいじめている同級生の男女に膝蹴りカマして教育したりと身に降る火の粉を無表情で払い落としていく強キャラ。

 

挙句の果てに看板が放火されたとき(犯人は元夫)警察の仕業だと勘違いして報復に火炎瓶を警察署に投げまくって全焼させたり完全にアウトレイジ。

 

ディクソンの成長

レイシストの落ちこぼれ警官でキレると即暴力に訴えるディクソン。

 

最初は嫌なヤツでしたが慕う警察署長ビルの最後の言葉によって自分を見つめ直し成長していきます。

 

火傷で病院に運び込まれたとき、かつて理不尽にボコボコにした看板広告屋のレッドに対し泣きながら謝罪する様はぐっと来ました。

 

またミルドレッドの娘を殺害したと思われる犯人を見つけた時もすでに警察はクビになっていたのにわざと喧嘩をふっかけDNAを採取。

 

結果は違いましたが対立していたミルドレッドのため、正義のために行動するようになったのはカッコよかったです。

 

警察署長ビルがかっこよすぎる

警察だけでなく地元民からも慕われ綺麗な奥さんと可愛い子ども2人にも恵まれ幸せな人生に見える彼は末期の膵臓がんで余命幾ばくもない状態でした。

 

そして彼は家族を愛するがゆえ家族に負担をかける闘病を選ばずに自殺を選択します。

 

さらにミルドレッドの自分を名指しで批判する看板広告の費用を匿名で立て替えて事件解決が進展するように願っていたりキレやすいディクソンに最後のアドバイスをしたりと最後まで周りの人間の幸せを願う人格者でした。

 

このビルの存在がこの映画では非常に重要で、怒りが怒りを生む負の連鎖や住人たちのすれ違いを正しく直すキーになっていたんだと思います。

 

この他にも非常に見どころの多い映画なのでオススメします。