豪華キャストと「オーシャンズ〇〇」シリーズのスティーブン・ソダーバーグ監督の復帰作としてヒットした映画ローガン・ラッキー (字幕版)を見た感想をレビューします。
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あらすじ
ジミー・ローガンは不自由な脚を理由に仕事をクビになり、可愛い娘は離婚した妻にとられ、娘との連絡手段の携帯電話の料金も滞納中。
そんな人生どん底の彼は、イラク戦争で左腕を失う不運に見舞われた弟のクライド・ローガンとともに、全米最大級のレースサーキットでの現金強奪計画を企てる。
計画を成功させるため、兄弟が仲間に引き入れたのは、ローガン一家の中で唯一不幸に見舞われていない妹のメリー・ローガンと、伝説の爆弾師で現在服役中のジョー・バング。
人生負けっぱなしの彼らは一攫千金を手にして一発逆転できるのか?!
引用:ローガン・ラッキー ブルーレイ & DVDセット (初回生産限定) [Blu-ray]
キャスト
元アメフトの有望選手で現在は脚に障害を持つ炭鉱夫でローガン兄弟の兄、シミー・ローガン役にチャニング・テイタム。
元軍人で戦争で腕を失い現在はバーテンダーをしているローガン兄弟の弟、クライド・ローガン役にアダム・ドライバー。
服役中の金庫爆破のプロ、ジョー・バング役にダニエル・クレイグ。
FBI捜査官役、サラ・グレイソン役にヒラリー・スワンク。
そのほかジミーの別れた妻役にケイティ・ホームズやNASカーの実際のドライバーたちがカメオ出演しています。
しかしジェームス・ボンドやスターウォーズのカイロ・レン、チャニング・テイタムやヒラリー・スワンクってメチャクチャ豪華ですよね。
さらにローガン兄弟の妹、メリー・ローガン役のライリー・キーオはなんとエルビス・プレスリーの孫だそう。
「ローガン・ラッキー」を観た率直な感想
アメリカのマイルドヤンキーで「オーシャンズシリーズ」を撮ってみましたという感じのクライムコメディ。
ハッキリ言ってゆるいです。
全米最大級のNASカーの大会を狙ってローガン兄弟たちが現金強奪を計画し実行するんですが特に面白い仕掛けがあるわけでも、アクションやカーチェイスがあるわけでもなく、驚くようなオチもありません。
でもアメリカのマイルドヤンキーたちの間抜けな感じも良いし、親子愛を上手く描いていてホロッと出来るしストーリーのテンポも良いので飽きません。
個人的に007みたいなスカした英国紳士ではなくオラついた小悪党を演じていたダニエル・クレイグは必見。
このひとはこういうチンピラ役のほうがハマると思います。
主演のチャニング・テイタムは抑えた演技で控えめな印象ですが弟役のアダム・ドライバーはいい意味で不気味なキャラで存在感を放っていました。
義手にしたのはダースベイダーへのオマージュ?
あとヒラリー・スワンクのカメオ出演レベルで登場シーンが少ないのは残念。
ストーリーというストーリーも伏線などもなく「オーシャンズシリーズ」のクオリティを期待すると粗が目立ちがっかりすると思いますがゆったり暇つぶしに観るなら最適な映画だと思います。