自宅用に購入したセイルチェア。
5年ほど毎日使ったのでその使用感などを詳しくレビューしていきます。
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セイルチェアとは?
高級デスクチェアのパイオニアであり最高峰、ハーマンミラー社が出しているデスクチェア。
ハーマンミラーの椅子はデザインも良く、機能性も最高に良く、腰痛に悩むデスクワーカーなら一度は名前を聞いたり座ったことがあると思います。
アーロンチェアや、
エンボディチェアなんか特に有名ですよね。
最高のワーキングチェアだと思うのですが、唯一のネックが高額なこと。
アーロンチェアフル装備で約15万、エンボディなら20万を超えてしまいます。
仕事で使う椅子は商売道具と考えるなら投資になりますが、自宅用でこの値段は…というのが正直な感想。
そんな時に登場したのがセイルチェア。
ベーシックなモデルなら価格が70000円前後なのでアーロンチェアの半額で購入できます。
それにハーマンミラーブランドの信頼性も魅力。
ネットで見つけた瞬間すぐ当時の大塚家具に試座しに行き、即決で購入。
今は例のお家騒動でゴタゴタしてるイメージがついてしまいましたが大塚家具は色々な高級デスクチェアが試座できるのでものすごく重宝します。
購入後は別のフロアでお茶飲みながら配送伝票書いたりするゆったり感が好きでした。
セイルチェアの使用感をレビュー
外観
カラーはブラックのベーシックモデルを購入しました。
クッション性のある座面に軟らかいゴム素材のネット状の背もたれが特徴。
ヘッドレストはついていません。
座面は軟らかめ、背もたれも硬くありません。
また夏場は通気性がよく蒸れません。
座面
座面は軟らかめのクッションがついていて、手のひらのようにサイドと手前が少し盛り上がっています。
平坦なクッションより坐骨とふとももが楽ですね。
5年毎日使っていますがほとんどへたりが無いぐらい耐久性があります。
腰のカーブ
ネット状の背もたれが腰のカーブに沿うようにデザインされています。
自然と腰を後ろから支えられている感じで気持ちいいです。
自分はとくに腰痛持ちではありませんが、長時間座っていても体への負担が少ないのが実感できます。
キャスター
1つ1つが頑丈な5つの脚で支えるのでかなり安定感があります。
座ったまま移動してもゴロゴロ音が鳴ることもなく静かだと思います。
ただし頑丈なぶん周りに傷もつけやすいのでフローリングに直に置くのは厳禁です。
デスクチェア用カーペットなどで保護しましょう。
アームレスト
アームレストは平面タイプで硬めです。
アーロンチェアのように内側に向きを変えたりなどは出来ません。
調整方法は一番上まで引っ張り上げ一番下に戻してから好きな高さに合わせる簡易的なもの。
とりあえずアームレストつけときましたという感じです。
前傾調整、座面移動
赤い丸で囲んだレバーで前傾姿勢にしたり背もたれの角度を調整します。
レバー上部を手前にやると背もたれも手前に固定、レバーを反対側に倒すと背もたれがリクライニングになります。
リクライニングにした状態でレバー下部を下にやると前傾姿勢になります。
黄色い丸で囲んだレバーを引っ張ると座面を前にスライドできます。
背もたれの硬さ調整、椅子の高さ調整
これはセイルチェアならではの面白い機構かもしれませんが赤い丸で囲んだハンドルを回すと背もたれの硬さが変わります。
軟らかくすれば少しもたれかかっただけでゆるゆると軽く後ろに動きますが、硬く固定すると背中に圧をかけても全く動きません。
黄色い丸で囲ったレバーは椅子の昇降調節です。
メリット
- 耐久性がある
- 座っていて疲れない
- 値段と機能性で考えるとコスパが良い
耐久性がある
5年間、ほぼ毎日使っているので断言できますが、セイルチェアの耐久性は素晴らしいです。
まったく壊れませんし、座面がへたったり破れることもなく問題なく使えています。
座っていて疲れない
ものすごくシンプルなデザインで座面のクッションも普通のクッションにしか見えませんが座っていて疲れることがありません。
自宅用ということもあり毎日長時間座っているわけではありませんが人間工学的によく考えられて作られているのが実感できます。
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値段と機能性で考えるとコスパが良い
アーロンチェアの半額でこの機能のデスクチェアが買えるのはコスパが良いと思います。
しかもハーマンミラーという信頼のあるブランドの製品なので満足度も高いです。
デメリット
- きしみが出る
- 貧弱なアームレスト
- 意外と大きくかさばる
きしみが出る
リクライニングにして後ろにもたれたりするときしみ音が出る時があります。
夜とかだと少し煩いし、周りへの迷惑になりそうでやや不満な部分です。
自分の場合は油を差したりクリーニングするときしみ音が無くなりましたが、ハーマンミラーでメンテナンスを頼んできしみ音を直してもらった人もいるようです。
貧弱なアームレスト
セイルチェアのコストカット部分ですね。
正直ハーマンミラー製品では安めの値段ですが70000円を超えるチェアでこのアームレストは無いなという感じ。
平面で硬いのでずっと腕を置いてると痛くなります。
アーロンチェアのようにクッション付きで角度調整までは求めませんが、せめてもう少しクッションはつけてほしかったです…
意外と大きくかさばる
幅73×奥行73×高さ90cmで重量も15kgなので結構大きく感じます。
なのでデスク周りにある程度スペースが無い場合は置けないし、置けてもかさばると思います。
セイルチェアを買うときの注意点
購入するとき
セイルチェアは購入すると完成品で送られてきます。
しかもかなり大きな段ボールで。
このときエレベーターに載せられなかったり、玄関や通路が通らないこともあるので購入前にしっかりセイルチェアの寸法と部屋や玄関の寸法を確認しましょう。
セイルチェアを安く買う方法
もちろん新品で購入するのが一番気持ち良く使えると思いますが、セイルチェアは座面や機構の耐久性があり劣化しにくいので程度の良い中古を購入するのも良いかもしれません。
最後に
セイルチェアは自宅用のデスクチェアとして機能、デザイン、耐久性から見てもオススメです。
セイルチェアを買おうか検討している人や、家の椅子を探している人は参考にしてください。