※2018年2月23日
キャストや実際の映像が公開されたので追記しました。
吉田秋生(よしだあきみ)さんの不朽の名作、「BANANA FISH」がアニメ化されることが決定したので詳細をまとめたいと思います。
また吉田さんの他のおすすめ作品もあわせて紹介していきます。
- バナナフィッシュとはどんな作品?
- なぜ今アニメ化?
- 制作スタッフは?
- いつ放送される?
- ※追記① 主要キャスト発表!声優は?
- ※追記② ついにビジュアル公開!
- バナナフィッシュの魅力
- そのほかオススメの吉田秋生作品
- まとめ
バナナフィッシュとはどんな作品?
もとは小学館の別冊少女コミックで1985年から1994年まで連載された作品。
少女漫画に似つかわしくないハードボイルドな作品で自分含め男性のファンも多いと思います。
あらすじ
簡単にあらすじを話すと、
舞台は1980年代の治安最悪のニューヨーク。
そこで街の不良たちのボス・アッシュが日本人のカメラマンアシスタント・英二と出会い友情を育み硬い絆で結ばれながら、謎の薬物「バナナフィッシュ」を巡ってマフィア、華僑、プロの殺し屋たちと戦いバナナフィッシュの謎に迫っていくストーリー。
さらに根本にはベトナム戦争も絡んでいたりと当時のアメリカの社会問題も入っていてハリウッド映画で実写化してもいいくらいのハードボイルドアクション巨編。
なぜ今アニメ化?
なぜ今アニメ化なのか?と誰しも思うところですが、このアニメ化は吉田秋生さんのデビュー40周年を記念したプロジェクトだそうです。
制作スタッフは?
・監督 内海紘子
・シリーズ構成 瀬古浩司
・キャラクターデザイン 林明美
・アニメーション制作 MAPPA
監督は「Free!」シリーズの内海紘子氏、そして作品の核ともいえるキャラクターデザインは「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」の作画監督を務めた林明美氏ということでどんなバナナフィッシュに仕上がるか楽しみです。
いつ放送される?
放送は2018年7月よりフジテレビの「ノイタミナ」枠での放送となるようです。
まだ具体的な放送開始日時は決まっていないようです。
※追記① 主要キャスト発表!声優は?
・アッシュ・リンクス役 内田雄馬
・奥村英二役 野島健児
・マックス・ロボ役 平田広明
・ディノ・ゴルツィネ役 石塚運昇
メインキャストはこの方達。
バナナフィッシュにはこの他にもアッシュの親友ショーター、アッシュの手下で反抗的なオーサー、殺し屋ブランカなど濃いキャラたちが登場するので彼らをどの声優さんが担当するのかも楽しみです。
※追記② ついにビジュアル公開!
公式のアニメ版「BANANA FISH」のキービジュアルが公開されたようなので紹介します。
アニメ「BANANA FISH」アッシュ役は内田雄馬、英二役は野島健児!7月放送(動画あり / コメントあり) #BANANAFISH https://t.co/5Bq1HyP4zD pic.twitter.com/hQJIUPP12I
— コミックナタリー (@comic_natalie) 2018年2月22日
英二はほぼ原作通りのイメージ。
アッシュの方は原作に比べ少し子供っぽさが残る感じでしょうか。
漫画原作は美形で綺麗な男たちという感じでしたがアニメでは現代風のイケメンになっていますね。
バナナフィッシュの魅力
バナナフィッシュという作品の見どころを紹介します。
アッシュがイケメンすぎる
何といってもアッシュのカッコよさではないでしょうか。
IQ200以上で重火器の腕前はプロ、見た目も金髪のモデルみたいな美形なのでここはしっかり少女漫画の王道ですね。
ちなみにアッシュのモデルは故・リヴァ―・フェニックスだそう。
アッシュと英二の友情物語
親友を越えて魂まで結びついてる感じですね。
そういう描写こそありませんが王道的なBL好きな人には最高の作品なんじゃないでしょうか。
バナナフィッシュがアニメ放送されたらさらにそっち方面で人気が爆発しそうです。
古い作品ですが逆に今の時代に合っているかも。
映画のようなストーリー
ほんとに良質な長編ハリウッド映画を観ている感覚で一度読みだすと止まらなくなります。
アクションだけでなくアッシュの兄弟や親子の物語があったり英二の内面の問題、ムッシュなど個性的でヤバいキャラクターたちも大勢いるのでストーリーに厚みがあります。
また当時の荒れたニューヨークの雰囲気や社会問題、人間模様なんかも感じれるので現代のアニメでどうやって再現するのか楽しみです。
ちなみに作者のインタビュー記事で読みましたが吉田さんは実際にニューヨークに取材に行ったことは無く写真の資料だけであの雰囲気を描いたりストーリーを考えたそうです。
このブログを読んでいる人にぜひ見てもらいたいのでネタバレはしませんが伝説となっているラストの図書館のシーンは必見です。
★全巻セットで一気見!
そのほかオススメの吉田秋生作品
吉田秋生さんの作品はバナナフィッシュだけではありません。
個人的にオススメなぜひ読んでほしい他の作品も紹介します。
バナナフィッシュに限らず男性も読みやすいものばかりなのも吉田さんの作品の特徴です。
吉祥天女
妖しい不思議な魅力のある美少女JK・小夜子が主人公。
田舎の名家の遺産相続がらみの少し悲しいストーリー。
小夜子は女版アッシュのよう。
頭の良さと不思議な魅力で周りの男たちを取り込み操り…といった感じでジャンル的にはサスペンスですね。
2巻ほどの短編なのでサクッと読めます。
河よりも長くゆるやかに
70年代後半の真面目でも不良でもない高校生たち・トシ、深雪、 秋男の甘酸っぱい高校生活を切り取った作品。
コメディ調ですが外国人相手によからぬ商売をするトシ、父親が悪徳不動産屋で恨みを買って悲しい過去がある深雪などシリアスな側面も描かれていて高校生ぐらいの年代の子に感じるポジとネガを上手く描いていると思います。
70年代~80年代に学生生活を送っていた人には当時の空気感を懐かしみながら読み込める作品ではないでしょうか。
もちろん自分のようにその時代に生まれてなかった人も楽しめます。
あんバタ食べてみたい。
ラヴァ―ズ・キス
こちらは現代の鎌倉を舞台に高校生たちの恋愛模様を描いた傑作。
ある「キス」のシュチュエーションを色んな登場人物の視点から描いていく構成で恋愛映画のよう。
河よりも長くゆるやかにの高校生たちと比べてこちらはどこか大人びて醒めている高校生たちの不安定な心の動きが面白い。
ちなみにBLもあるし幽霊も出てきます。
バナナフィッシュ アナザーストーリー
バナナフィッシュ本編を読んだ人には必須のアナザーストーリー。
バナナフィッシュに登場したキャラクターのその後や昔の話が描かれています。
英二はニューヨークで写真家をしていて過去を振り返っていく話、アッシュと親友ショーターが少年院で出会った話、 アッシュと殺し屋ブランカの話、英二が高校時代棒高跳びの選手だった話などすべて本編とリンクしているのでぜひ読んでほしいです。
まとめ
バナナフィッシュのアニメ化は本当に楽しみですが、漫画で一足先にストーリーを把握しておくと2倍楽しく鑑賞できると思います。
吉田秋生さんの作品はどれも面白いのでオススメを参考に読んでみてください。