ハルオサンのこちらの記事を読んで、昔自分も遭遇したのを思い出したので書いていきます。
フィリピン募金詐偽とは?
少し前もニュースでやってたりToggeterでもまとめられてましたが、駅や街頭で東南アジア系の男女がフィリピンの恵まれない子供たちのために募金を要求してくる詐偽です。
自分が遭遇したのは新宿駅でしたがハルオサンは沖縄、同僚は出張先の名古屋でも遭ったといってましたしブコメには海外でも見かけたとあるので世界的に組織立ってやってるみたいです。
自分が遭遇したフィリピン募金詐偽
思い返すともう3年ぐらい前なのでその当時からあったんですね。
その日は当時の彼女と新宿でデートして夜に別れる際、新宿駅南口の改札あたりで話していました。
そしたらどこからともなく手にナイロンの小さなアルバムを抱えた東南アジア系の20歳ぐらいの女の子が自分たちの前に来て、無言で小さなカードを見せてきます。
カードにはフィリピンの恵まれない子供たちに募金してくださいのようなことが書いてありました。
そして手に抱えていたアルバムを開き、確かフィリピン?の子供や風景みたいな写真をペラペラと見せてきます。
ただこうやって見せている間も女の子は無言。
募金を求めているのに無表情というか無関心というか淡々と作業しているようにしか見えませんでした。
そして最後にハルオサンのパターンと同じくヨレヨレの紙に名前と金額を書いている名簿みたいなのを見せてきました。
さすがに胡散くさい臭いがプンプンします。
かといって断ろうにも日本語は通じるのか「No」の一言で良いのかそもそもこの女の子はフィリピン人なのか?とか考えている間も、女の子は無言、無関心で圧をかけ続けます。
フィリピンハーフの彼女がキレた
彼女はフィリピンで生まれ育ち、小学生の時に家族で日本に引っ越してきた日本とフィリピンのハーフでした。
日本語、タガログ語、英語を話します。
横で一緒に見ていた彼女が突然強い口調で
「No!」
と拒絶した後、女の子にタガログ語でなんか捲し立てて話しかけます。
女の子は一瞬ビクッ!て目見開いて彼女を見た後、また無表情に戻って一切答えません。
そしたら彼女は今度は英語でまた捲し立てながら女の子に詰め寄ります。
自分はタガログ語はもちろん、英語も得意じゃないですがかなり荒く強い言い方なのは伝わりました。
英語での問いかけも無表情で聞いていた女の子は「こいつらは金を出さない」と思ったのかそそくさとアルバムとカードをしまい離れていきました。
そのとき不快だったのは金を取れないと分かった時に出した、なんとも言えない侮蔑したような表情。
あんなに露骨に不快感しめされたことが無かったのでビックリしました。
彼女は何を言ったのか?
女の子が去った後、彼女に聞いてみました。
らいくら「あの子に何て怒ってたの?」
彼女「フィリピンのことで日本で日本人に募金してもらうなら、せめて募金お願いしますぐらいは覚えて日本語で言えよ!ってタガログ語と英語でキレた」
たしかに。
募金欲しいなら苦労を見せろなんて一切思わないですけど、ただ印刷したカードとアルバム見せて無言でお金おくれってやられても募金しようとは思えません。
彼女曰くあの女の子はタガログ語に反応したし絶対フィリピン人で日本に住んでる子だと思うと。
だからなおさらここで詐偽みたいなことしてお金を貰おうとしてるのが同郷人として辛いしムカつくと言っていました。
確かに母国の人が自分の国を利用して詐偽のようなことをしてるとこなんて見たくないですよね。
ただこういうやり方でもお金を出してしまう人がいるから3年前から現在まで募金詐偽が続いているんでしょうね。
現に、自分たちから離れていった女の子も後で見たら遠くで学生みたいな男の子に名簿みたいなの書かせてましたから彼は払っちゃったんでしょう。
最後に
自分も東京出て来たばかりの頃に渋谷の井の頭線の通路の下の横断歩道あたりで募金詐偽みたいなのに引っかかったことがあります。
何の募金かは忘れましたが募集してたので何の気なしに男性の持っていた募金箱に500円入れると、すごく醒めた表情で、
「…1000円ないの?」
と言われたことがあります。
無いと言うと大きなため息が返ってきたのは今でも思い出すとイラッとします。
こういう人の良心や親切心を利用した詐欺は昔からありましたし、今後もなくなることは無いんでしょうね。
色んな詐欺があるので自分で気を付けていかないといけません。