WEBに限定されますが今は誰でもライターになれる時代です。
ランサーズやクラウドワークスのようなクラウドワーキングサイトでも毎日募集していますし、そこそこ人の集まるブログをやっていたらメディアからオファーもくるので副業で記事を書いているという人も多いですね。
自分は以前やっていたブログに某WEBメディアからオファーがあり一時期副業でライターの仕事をやっていたことがあります。
その後もWantedlyなんかに登録したりしてフリーランスで本格的にライターの仕事を請け負って稼ごうとしていましたが色々疲れて辞めてしまいました。
WEBライターは気軽になれるかわりにデメリットも様々あります。
何度か仕事をしていて気付いたことがあるので今日はその話をしたいと思います。
これからWEBでライターの仕事をやろうと考えている人は参考にしてください。
ライターは使い捨てにされてはいけない
ランサーズやクラウドワークスを覗けば1文字0.5円以下みたいな金額でも喜んでやっている人はいっぱいいます。
調べ物をして裏を取りながら執筆する場合は時給に直すとコンビニバイトの半分以下ぐらいになるんじゃないですか?
小遣い稼ぎにしても割が合わないと思います。
「ライターの実績としてプロフに載せれますよ」
「お仕事に慣れれば契約も継続できます」
なんてテキトーなこと言ってたらライター志望の人や実績という言葉に釣られた人が簡単に釣れるんでしょうか。
でもライターの仕事を色々して思いますが、誰でも書ける記事なんてプロフに載せても何のウリにもならないし単価の高い仕事が取れるようになることはありません。
誰でも書ける仕事だから安いんです。
安すぎる単価の仕事で長期契約できても数をこなさないといけないのでめちゃくちゃしんどい割に金は稼げない地獄の入り口ですね。
それなのにWEBライターを始める人が後を絶たないから雇う側も使い捨て感覚にもなるんでしょうね。
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注意するポイント
ライターを始めるのであれば最終的にライターとしてどうなりたいのかのゴールを決めてから始めましょう。
しんどくても単価が安くても自宅で空いた時間に出来る副業と割り切ってやるのであれば問題ありません。
ただライターという肩書が欲しいとかいずれ実績になると思ってやるのなら別のやり方を探した方が良いと思います。
またWEBメディアからオファーが来ても、
「なぜ自分にオファーを出してきたのか?」
というのはしっかり考えた方が良いです。
独自の切り口で大人気のブログでファンも大勢いるというのであればファン込みでその人の個性的な記事を求めてくれていると思います。
しかし、有名でも読者数が多いわけでもない普通のブログを運営しているのにライターのオファーが来た場合はランサーズやクラウドワークスの延長で誰でも書ける単価の安い記事を書かせる人間を探しているだけの場合も多いので気をつけましょう。
不快なことはハッキリ言う
過去数回だけキュレーションサイトでの記事を書いたことがありますがライターを下に見ている酷い扱いのところばかりでした。
少し前にDeNAがやってるWELQ(ウェルク)が炎上してましたけどどこも似たようなもんだと思います。
だってキュレーションサイトなんて基本何の知識もない素人がネットで調べた程度の浅い知識で書いてるだけですから。
中でも一番酷かったのが美容系キュレーションサイトで中の人間のテキトーさにイライラしっぱなしでした。
何が酷いって、催促しないと給料が振り込まれなかったこと。
ありえないですよね。
給料日に銀行で確認してお金が入ってなかったので翌日即連絡すると担当者が出て謝罪。
まあこういうこともあるかとその時は流しましたが翌月の給料日、また入金なし。
さすがにブチ切れてその場で入金させた後契約解除しました。
その後、Twitterなどで調べてみると自分と同じような対応されたライターが何人も見つかりました。
この仕事は1文字1円で自分のブログ経由でのお仕事の依頼だったんですけど大失敗でした。
このメディアからすると安く雇えるなら書き手は誰でもよかったのでしょう。
相手の意図を考えず気軽に仕事を受けた自分の失敗でしたがいい勉強になりました。
注意するポイント
初めてライターの仕事をする場合、どうしてもオファーをくれた側の下手に出てしまいがちです。
しかし不快な対応や報酬のことで適当な事をされた場合はこちらの言い分をはっきり伝えましょう。
それで直らないなら相手はこちらの事を使い捨て要因としか考えていないということです。
面倒でもギャラの話は仕事前にする
打ち合わせに行ってみるとオファーを出してきたときよりも少ない金額を提示されたり、安い別の仕事を振られそうになることはざらにありました。
なかでも今までで一番不快だったのが、
「初回の記事は無償で」
と言われたとき。
WEBメディアの担当がわざわざ専門的なネタで書いてるブログを探して過去執筆した記事を見てどれくらいの文章を書けるか確認したうえで仕事のオファーを出してきたんじゃないの?
にも関わらず最初の打ち合わせで、
「じゃあ最初の記事は無償でお願いします」
「みなさん最初は無償でやってもらってます」
って…
オファーを出してきても最初の打ち合わせでこの提案をしてくるメディアはすごく多かった。
2回目からは通常料金になりますって、初回の無料分均等に引いて考えなきゃいけなくなるので腑に落ちない。
あげくのはてに、
「無償ですが記事はサイトには使わせて貰いますので」
って笑顔で言われた瞬間帰り支度を始めました。
ランサーズで採用したとか、執筆した実績のないライターにまだ実力が分からないから初回は通常の50%でとかなら分かりますよ?
でもわざわざその分野に詳しいライターを探してブログでプロフと執筆例確認したうえで最初は無償でよこせってライターやる人間舐めすぎです。
今まで雑誌、企業広報エッセイ、コピーライティングで紙の媒体でも何度か文章を書く仕事をしてきましたけど最初から報酬はこちらの提示している金額どおり払ってくれました。
初回無料とかいうワケのわからないお試しクーポンを使ってるのは決まってWEBメディアです。
これって結局WEBメディア作ってる人間が自分たちの作ってるコンテンツを所詮WEBの記事だからって下に思ってるんじゃないでしょうか。
ライターに対する少しの敬意もないから平気で無償でやってくれなんて言えるんでしょう。
外注ならなおさら。
注意するポイント
もし自分のブログにライターのオファーが来た場合はメールの段階で文字単価やギャラのことや初回から満額貰えるかなどしつこいぐらい質問しましょう。
そして担当者とのやりとりをメールで記録に残すことが重要です。
オファーを出してきたにもかかわらずやり取りを面倒くさがったり、すぐ会社に呼びつけようとする場合は突っぱねても良いと思います。
自分たちに有利に進めたいだけなので。
最後に
WEBライターは誰でもできる仕事になったかもしれませんが、使い潰されないためにも自分を安売りしないことが重要です。
有名メディアの仕事だろうが不条理な要求は断り、しっかり報酬を取る。
それが今後のWEBライターの地位向上にも絶対必要なことだと思います。
これからWEBでライターの仕事する人は参考にしてください。
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