※試合の内容、結果を追記しました。
韓国で開催されているFIFA U-20 World Cup 2017で日本代表がグループリーグを突破し決勝トーナメント進出を決めました。
気になる対戦相手や放送日時をレビューしたいと思います。
※最新の追記 試合結果
残念ながらベネズエラ代表との試合は延長戦の末、
0-1で敗北しました。
負けたら終わりの決勝トーナメントなので日本代表はここで退会から去ることになります。
結果としてはワールドカップでベスト16ですが勝てる試合だったので取りこぼした感が強いです。
試合を振り返って思うこと
- 監督の選手起用・交代が裏目に
- 久保はこの年代では持ち味を出せない
- 堂安と藤谷は未来のA代表
試合を簡単に振り返ると、延長の後半まで0-0の緊迫した内容で進み、最後の最後でコーナーキックからベネズエラのキャプテン・MFエレーラにヘディングで得点を奪われこれが決勝点となりました。
日本も堂安のクロスバーに阻まれたフリーキックや、スルーパスに裏から抜けだした高木のシュートなど再三チャンスを演出しましたがあと一歩及ばなかった印象です。
選手で見ていくと、監督の起用法や交代枠の使い方が裏目に出ていたような気がします。
監督の選手起用、交代が裏目に
ケガで離脱した小川の代わりの岩崎、左ウイングにいた三好はボールが収まらずシュートが枠内に行かなかったり1対1で全部負けていたりとかなり苦しかったのでもっと早く交代すべきだったと思います。
久保はこの年代では持ち味を出せない
試合中も落ち着いてボールをさばいていたり良いスルーパスを何本か出していたりとポテンシャルの高さはうかがえますが球際に強く来られるとフィジカル的に脆く流石に世界大会で3、4歳上の選手たち相手では少し厳しい印象を受けました。また無駄なパスミスも目立ちました。
今回のように競った試合で交代枠の1つで使うのは少し怖い気がします。
堂安と藤谷は未来のA代表
個人的にこの2人の活躍が目に留まりました。
堂安律は前評判通りの活躍で南米ベネズエラ相手でも技術で圧倒していました。
シュートだけでなくスルーパスを出したりフリーキックも精度が高かったりと万能ですね。
もう一人は右サイドバックで出場したDFの藤谷壮も非常に素晴らしかったです。
フィジカルもテクニックもあるコルドバやペニャランダ相手に完璧に対処していました。
フィジカルの強さだけでなく足元の技術もあるのがいいですね。
この2人はいずれA代表で日本を引っ張っていってくれるんではないでしょうか。
最後に
U-20 ワールドカップ2017で日本代表はベスト16という結果になりました。
既にJリーグで活躍している堂安や久保をはじめ良い選手が多くいるので今後も若い世代の選手たちのさらなる飛躍を期待したいです。
※試合前に書いた記事
気になる対戦相手と試合放送日時
ノックアウトステージ(ラウンド16)の初戦の相手は、
ベネズエラ(Venezuela)
に決定しました。
気になる放送時間は、
試合開始 5月30日(火) 日本時間17:00キックオフ
テレビ中継 16:56~ BSフジ
グループステージ同様BSフジでLIVE中継されるようです。
詳しくはこちらで確認を。
TV放送 | FIFA U-20 ワールドカップ韓国2017|日本代表|JFA|日本サッカー協会
ベネズエラはどんなチーム?
今大会ブラックホースのベネズエラ
調べてみると、ベネズエラは前評判はそこまで高くなかったもののグループBを3戦全勝で1位通過を果たしたようです。
しかもドイツやメキシコなど強豪相手に凄まじい強さをみせつけ、
ドイツに 2-0
バヌアツに 7-0
メキシコに 1-0
と優勝候補の強豪国にも完璧な勝利で首位通過を決めています。
かなり守備も硬く攻撃の爆発力もあるチームのようです。
キープレイヤー
まず警戒すべきは今大会4ゴールで現在得点ランクトップのMFセルヒオ・コルドバ(Sergio Córdova)
ポジションは右ウイングで190cm近い大柄な体格で突破力があり強烈なシュートが持ち味。
もう1人は得点力だけでなく多彩なテクニックを併せ持つFWアダルベルト・ペニャランダ(Adalberto Peñaranda)
今大会1得点3アシスト。
すでにベネズエラのA代表デビューし主力になっている将来有望な選手。
現在はスペインリーグのマラガに所属しています。
ポジションは左ウイング。
ベネズエラでは特にこの2人の選手を警戒したいですね。
ここまでの日本代表
苦しんで突破したグループリーグ
日本はグループD(日本、ウルグアイ、南アフリカ、イタリア)をギリギリの3位通過。
しかも南アフリカ戦では先制点を奪われてから2-1で逆転勝利、決勝トーナメント進出をかけた負けたら終わりのイタリア戦では前半で2点先制されてから怒涛の追い上げで2-2に追いついての突破と苦しみました。
また日本代表は点取り屋FWの小川がウルグアイ戦のケガが原因で離脱してしまいました。
日本のキープレイヤー
小川は離脱しましたが初戦の南アフリカ戦で1得点、グループリーグ突破をかけたイタリア戦で貴重な2得点を奪った堂安律(Doan Ritsu)のここ一番の決定力や、すでにアシストも決めている注目の15歳、久保建英(Kubo Takefusa)のBarcelona仕込みのテクニックに注目して観たいです。
ちなみに4年前に行われたU-17 ワールドカップ2013で日本代表は1次リーグでベネズエラと対戦し3-1で快勝しています。
お互い今大会のメンバーにもその時のメンバーが多く参加していることもあり日本にとってはいいイメージで、ベネズエラにとってはリベンジのつもりで両者試合に入っていくのではないでしょうか。
ベネズエラに勝利すれば…
準々決勝に進出し、6月4日にアメリカ or ニュージーランドの勝者とベスト4をかけて対決します。
少しでも良い順位で日本代表が大会を終えれるよう願いながら応援したいと思います。