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【ネタバレ】異色のゾンビ映画「ラスト4」を観た感想を辛口レビュー

 

異色のゾンビ映画として知る人ぞ知る隠れた名作「ラスト4」をNetflixで観たので感想をネタバレありでレビューします。

 

 

 

 あらすじ

 閉鎖されていた化学工場が爆発しこの地域一帯が軍によって隔離されることに。

 

さらにこの爆発によって化学物質に侵された住民たちは恐るべき奇病に感染し人を襲うようになってしまう。

 

この汚染された地域に生き残った人間は4人。

 

空いていた工場に逃げ込み、軋轢からぶつかり合いながらも協力し、ゾンビと化した住民を回避しながら脱出するためサバイバルしていく。

 

 

 

まさにB級ゾンビ映画の王道的ストーリーですね。

 

英語での正式タイトルは「State of Emergency」非常事態宣言という意味だそう。

 

キャスト

 

・ジム -ジェイ・ヘイデン

主人公の青年。

エミリーという婚約者がいる。

 

・イックス -トリ・ホワイト

都会での生活に馴染めず地元に戻ってきた時にこの事故に巻き込まれた女の子。

糖尿病を患っている。

 

・スコット -スコット・リリー

空き工場を最初に見つけた青年。

ジュリーと結婚している。

 

・ジュリー -キャサリン・トッド・ノーマン

スコットの妻。

 

・エミリー -マッケナ・ジョーンズ

ジムの婚約者だったがゾンビから逃げる時に負傷し死亡する。

 

 キャストも初めて見る知らない役者さんばかりでした。

 

名前で検索しても出演作品がほとんど見つからないので若手俳優たちが今後の売り込みのためにこぞって出演という形でしょうか。

 

監督はターナー・クレイという人で脚本も兼ねているようです。

 

こちらも監督名で検索してもファイナル・デイというめちゃくちゃ低評価の映画一つしか見つからなかったので新人監督さんでしょうか。

 

ラスト4を観た率直な感想 

 

この作品は今まで観てきたゾンビ映画の中で一番地味で静かな映画だったと思いました。

 

一般的なゾンビ映画「動」なら今作は「静」ゾンビ映画で派手なアクションやグロい表現はありません。

 

そもそも隔離された地域自体が田舎なのか出てきたゾンビの数も5、6体。

 

今作ではゾンビとの戦いは主題ではなく主人公たちの心の成長に焦点が当てられ作られていたと思います。

 

ゾンビ映画のセオリーを裏切るのが上手い

ゾンビ映画のお約束を上手くずらしたり裏切ってくれるのは面白いポイントだと思いました。

 

開始早々に主人公の彼女は死亡し、偶然見つけた農場のような所の納屋に遺体を放置します。

 

通常であれば間違いなく彼女がゾンビ化し襲い掛かってきますがそんなことは無くその後一切出てきません。

 

逃げ込んだ倉庫に食料と水はたっぷりありますし、武器もライフル銃2丁で弾薬も豊富にあるので危機感も薄く、ゾンビというより台風とか災害から逃れている感じ。

 

途中あぶない場面もありますが結局4人のメインの登場人物全員、誰も死ぬことなく救助に来た軍隊に保護されハッピーエンドを迎えます。

 

変にリアリティがある

 なんというか基本登場人物みんなテンション低めで現実的な行動しかしないので、

 

「実際にゾンビに襲われたら自分もこんな感じなんだろうな」

 

と思いながら観ていました。

 

あと女の登場人物が無駄に叫んだりパニックにならないのがいいですね。

 

実際ゾンビに襲われたらみんなドン引きしながら無言で逃げると思います。

 

登場人物がみんなコミュ障

これも前述したセオリーを裏切ることに近いですが、登場人物たちがみんなコミュ障なところも面白い。

 

主人公のジムは見た目は若い頃のリチャード・ギアとかサッカーの中田みたいな顔のマッチョでいかにも頼れそうな風貌ですが無口で恋人の死に凹みまくりで終始ローテンション。

 

非難した倉庫で会ったイックスは都会に馴染めず仕事も見つけられず田舎に帰ってきた女の子ですが、その原因が性格にあると一目で分かるようなめんどくさいタイプのコミュ障で周りの人間を拒絶しています。

 

唯一まともそうなスコット夫妻も普通に家で生活するように気楽に振る舞い、一度自分のミスからゾンビに襲われジムに助けられた時もケンカして、

 

「リーダーぶるな!この倉庫を見つけたのは俺だ!」

 

とのたまう始末。

 

他にも印象に残っているのがジムとイックスの会話でお互いに、

 

「自分は友達がいない」

 

と言い合っているシーン。

 

こんな彼らが協力して友達になり危機を乗り越えていく成長の物語でもあります。

 

そもそも感染者はゾンビではない

物語の途中、明らかにされますが感染した住人はゾンビのようになりますがゾンビではありません。

 

化学工場の爆発により拡散された神経ガスの影響で異常に神経が高ぶったり攻撃的になっているだけのようです。

 

そのため感染した人間に噛まれたり血液を浴びてもゾンビ化することはありません。

 

感染した特徴として狂暴になる、目が真っ赤になるぐらいですね。

 

ヘッドショット決めすぎ問題

ゾンビ映画にこんなツッコミは野暮かもしれませんが、素人の兄ちゃんがスナイパーライフルで離れた場所のゾンビの頭を当たり前のように一撃でヘッドショットしていくのは流石に無理がありました。

 

昔軍隊にいたという描写もなかったので。

 

会話できるゾンビ

これも面白い要素だし、ただ発狂して吠えるゾンビよりよっぽど不気味ですよね。

 

一度主人公たちが隠れている倉庫に、おばちゃんゾンビが避難者の振りをして中に入れてくれと話しかけてくるシーンがありましたが、ゾンビであると見破られた後に豹変するシーンは怖かったです。

 

 

なぜ4人は感染しなかった?

地域一帯の住人はみんな感染したのになぜ主人公たち4人は感染しなかったのかの説明が最後まで無いのでモヤモヤします。

 

一応最後の方で、主人公たちが精密検査をして何の異常もないと診断されますが大丈夫だったその理由付けが知りたかったです。

 

 まとめ

 

「ラスト4」は派手さはなく地味なゾンビ映画ですが登場人物の心情にしっかりフォーカスして丁寧に作られている良作だと思います。

 

少し変わったゾンビ映画を求めている人にオススメなので観てみてください。