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映画 【ゴースト・イン・ザ・シェル】 を観た感想+今までの【攻殻機動隊】作品まとめ

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士郎正宗の漫画「攻殻機動隊」を原作とした新作ハリウッド映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」を観てきたので感想をレビューします。

 

また過去の攻殻機動隊の漫画原作、TVアニメシリーズ、アニメ映画も紹介していきます。

ハリウッド版攻殻GHOST IN THE SHELL

あらすじ

ネットに直接アクセスする電脳技術が発達すると共に、人々が自らの身体を義体化(=サイボーグ化)することを選ぶようになった近未来。脳以外は全て義体化された少佐率いるエリート捜査組織「公安9課」は、サイバー犯罪やテロ行為を取り締まるべく、日夜任務を遂行していた。そんな中、ハンカ・ロボティックス社の推し進めるサイバー技術の破壊をもくろんだテロ組織による事件を解決すべく、少佐は同僚のバトーらと共に捜査にあたるが、事件を調べていくにつれ、自分の記憶が何者かによって操作されていたことに気付く。やがて、真の自分の記憶を取り戻していく少佐は、自身の驚くべき過去と向き合うことになる。

wikipedia-ゴースト・イン・ザ・シェル(映画)

登場人物・配役・日本語吹き替え

ミラ / 草薙素子   -スカーレット・ヨハンソン田中敦子

バトー  -ピルー・アスベック(大塚明夫


荒巻大輔  -ビートたけし


オウレイ博士 - ジュリエット・ビノシュ山像かおり


クゼ -マイケル・ピット小山力也


・トグサ -チン・ハン(山寺宏一

 

自分は字幕で観たのですが、日本語吹き替え版の声優さんはアニメ版と同じ方が務めるようです。

 

GHOST IN THE SHELL」を観た感想【ネタバレあり】

 

アニメ、劇場版、漫画原作の攻殻機動隊シリーズが好きで全部見ている自分目線でのレビューです。

  • 予想より映像が綺麗だった
  • スカヨハがハマってて良かった
  • アクションはお粗末
  • 悪役に魅力なし
  • たけしの必要性なし、桃井かおりの存在感
  • 過去の攻殻へのオマージュたくさん
  • 少佐、バトー、荒巻以外のキャラが空気すぎる

 

予想より映像が綺麗だった

思っていたよりずっとCGの出来が良くて美しく映像で攻殻の世界感を表せていたと思います。

 

小物や衣装なども綺麗でカッコよくしっかりと作り込まれていたのはさすがハリウッドだと思いました。

 

ただ冒頭の場面で、街の様子を空から映すときにビルにホログラムが映し出されたり、意味不明な漢字広告がデカデカと出して「ブレードランナー」に寄せたのは少しガッカリな感じでした。

 

スカヨハがハマってて良かった

観る前は義体使いがスカヨハみたいな小柄なグラマー体型は選ばねえだろ…って思っていましたが観ていて全然気にならなかったし、しっかり義体化し過去を探す素子を上手く演じていてよかったです。

 

アクションはお粗末

アクション部分は正直良いとは言えなかったです。

さすがにアニメのように動くのは無理かもしれませんが、スローモーションで誤魔化しているシーンが多く残念でした。

 

悪役、重要キャラに魅力なし

ラスボスは小物で最後あっけなくやられますし、クゼ役も博士役もストーリーの進行に沿ってそこにいるだけで焦点を当てられることなくそれぞれの葛藤も見えてこないので薄っぺらく感じてしまいました。

 

たけしの必要性なし、桃井かおりの存在感

たけしが出演する必要はなかったんではないでしょうか。

荒巻ヘアーだとコントにしか見えないし、一人だけ日本語でキャラ浮いてるし。

ゆるいアクションシーンもありますが…やはりもうおじいちゃんですね。

 

そのぶん素子の母親役で出演していた桃井かおりが存在感があって良かったです。

英語で演技しながら、スカヨハ相手に娘を失った母親を見事に演じていました。

 

過去の攻殻へのオマージュたくさん

監督含め製作陣がしっかりリサーチしたのかアニメ版の攻殻を見ていた人ならすぐ気づくシーンが散りばめられています。

 

ただ逆に言えばそれが目につくのであまりオリジナリティを感じることができませんでした。

芸者ロボ、素子の潜水、多脚戦車との格闘なんかはアニメそのままなのでコスプレっぽく見えてしまいます。

 

少佐、バトー、荒巻以外のキャラが空気すぎる

これは一番残念だったところ。

一応公安9課で集まるシーンはありますが、基本的に画面に映っているのは少佐、バトーの二人だけ。

たまに荒巻が通信したりトグサがカットインするぐらいであとのメンバーはモブキャラ以下の扱いです。

 

なぜかほぼセリフの無い女性キャラが加入しているし、パズ、イシカワ、ボーマは最後まで誰がどの役なのか分からないくらいでした。

 

サイト―はクライマックスで一瞬だけ荒巻の呼びかけに答え狙撃シーンがありますが攻殻知らない人は「あれ誰?」だと思います。

 

まとめ

 

色々と批判もしましたが映像が綺麗でサイバーパンク攻殻の世界感はしっかり楽しめるので、攻殻好きな人でも大満足はしないけど損もしない作りになっていると思います。

 

でもどうせ観に行くなら日本語吹き替え版のほうが馴染みの声で観れるぶん世界に入っていきやすいので満足度が高いかもしれません。

 

 

【過去の攻殻機動隊作品まとめ】

 

攻殻機動隊とは?

核戦争後の未来の日本を舞台にしたサイバーパンクアクション

 

電脳化、義体化(サイボーグ化)が普及した科学技術が高度に発達した世界でテロや暗殺などの犯罪を事前に察知して解決する警察組織「公安9課」通称攻殻機動隊の活躍を描いた作品。

 

漫画原作ですが既にアニメシリーズやアニメ映画にもなっていて独自の世界観にファンも多くいる作品として有名です。

 

自分もこの世界観にドップリはまって漫画からテレビアニメ、今回の実写映画まですべて見ています。

 

 それぞれ微妙に設定が変わっていたりパラレルワールドになっている部分などもありますが登場人物や攻殻機動隊の設定は共通しています。

 

主な登場人物

草薙素子(くさなぎ もとこ)

通称「少佐」

公安9課のリーダーで脳を除く全身をサイボーグ化している。

 

義体を操り戦闘能力が高い他、高度なハッキングスキルもあり相手の脳内に侵入することができる。

 

バトー

公安9課の課員。

元は陸上自衛隊に所属していた戦闘を得意とする男性型サイボーグで両目が義眼レンズになっている特徴的な見た目。

 

荒巻大輔(あらまき だいすけ)

公安9課の課長。

政治家や官僚に太いパイプを持っていて政治的手腕で公安9課の活動をサポートする。

サイボーグ化は行っていない。

 

トグサ

元は警視庁に所属していた刑事。

少佐に引き抜かれた形で公安9課に所属した。

 

サイボーグ化はしていないため他の課員に比べ戦闘能力は劣るが捜査能力など事件の内偵に長けている。

妻帯者。

 

タチコマ

人工知能が搭載されている公安9課の多脚戦車。

学習能力がありそれぞれ個性的な性格を持っている。

 

漫画原作「攻殻機動隊

漫画版を読むとまず圧倒されるのが情報量の多さ

枠外にページに収まり切らないほど士郎正宗さんの解説や注釈で埋まっていて、読み込んでいくうちに攻殻の世界がよりリアリティを増して迫ってきます。

 

いきなり主人公の少佐のレ〇シーンがあったり、それをバトーが覗いていたりと刺激的なシーンも多い印象。

 

 

TVアニメ版

 TVアニメシリーズは今まで4作つくられています。

  1. 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
  2. 攻殻機動隊 S.A.C 2nd GIG
  3. 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society
  4. 攻殻機動隊 ARISE 

 

攻殻機動隊  STAND ALONE COMPLEX

攻殻にハマるきっかけとなった作品。

SFアクションに重きを置いて作られているのでサイバーパンクな刑事ドラマみたいな感じで楽しく観れます。

 

攻殻でも有名な笑い男事件」がメインのシリーズです。

 

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攻殻知らなくてもこのロゴは見たことあるという人は多いのではないでしょうか。

今でもこのステッカーをノーパソやスマホに貼ってる人よく見かけます。

 

笑い男事件の他にも傑作が多く、軍の技術者が死ぬ間際に自分の脳を兵器に移植し両親に会いに行く第2話の「暴走の証明」「平成14年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞」に選ばれたりと見どころが多くオススメです。

 

 

スピンオフ 攻殻機動隊S.A.C タチコマなヒビ 

上記の攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXのDVDに収録されていたタチコマたちが主役のショートアニメをオリジナルストーリーで漫画化したもの

 

全8巻でけっこうなボリュームがあります。

 

全編マニアックな雑学ネタになっていて気楽に楽しんで読めます。

 

特に兵器や軍事についてが多いのでミリタリーネタが好きな人はハマりそう。

 

攻殻機動隊 S.A.C 2nd GIG

TVアニメシリーズ第2期。

こちらも1期同様アクションが見ごたえのある作品が多いです。

 

メインとなるのは「個別の11人」と呼ばれるテロリストとの戦い。

 

少佐の過去とも関わりがある「クゼ・ヒデオ」というキャラも登場し攻殻の世界観により奥行きが増したシリーズとも言えます。

 

また難民問題も扱っているので改めて観ると現代の問題ともリンクしていて興味深いです。

 

 

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society 

TVアニメシリーズ第3期。

2ndGIGから2年後、少佐が失踪してからの公安9課を描いています。

 

未来の日本と同じ超高齢化社会モチーフにウィザード級ハッカーである傀儡廻(くぐつまわし)」との戦いを描いています。

 

時系列的には本作までのTVシリーズ1~3期に繋がりがあるので最初に見るならこの3作からスタートするのが攻殻の設定や世界に入りやすいと思います。

 

  

攻殻機動隊  ARISE 

本来ARISEは全4話がアニメ映画版として制作されましたが、ARISE ALTENATIVE ARCHITECTUREとして新エピソード2話を加えてTV放送されたのでこちらに記載します。

 

公安9課が結成される前のメンバーの話が中心の攻殻のエピソード0にあたるシリーズ。

 

また少佐の所属していた501機関が絡んで来たり見どころもたくさんありますが、キャラクターデザインや声優さんも一新されているのでファンの間でも評価が大きく分かれている作品でもあります。

 

★ARISE新エピソード2話収録作品

 アニメ映画版

劇場で公開された3作品を紹介します。

  1. GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊
  2. イノセンス
  3. 攻殻機動隊 新劇場版

 

GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(1995年)

押井守監督作品。

映像化された初の攻殻作品でもあります。

 

原作漫画の1巻をベースに公安9課と凄腕ハッカー人形使いとの戦いを描いていて攻殻の世界感が決定づけられた記念すべき作品だと思います。

 

特に戦闘シーンは銃器マニアの押井監督のこだわりが出ていて何度でも観たくなるカッコよさ。

 

日本以上に海外での評価が高くアメリカ、ビルボード誌の週間ビデオ売上1位を記録したり、全世界で130万本以上売れたヒット作です。

 

 

イノセンス(2004年)

今作も押井守監督作品。

少佐が失踪してから3年、少女型のアンドロイドが暴走し所有者を殺害する事件を公安9課が追いかけていくストーリー。

 

こちらはエンタメよりも映像美や観念的な部分にクローズアップしすぎて好みが分かれる作品だと思います。

 

主役である少佐が本来の姿で現れることもなく、アクションも少なめなぶん期待外れと思ってしまう人も多いようです。

 

攻殻機動隊 新劇場版(2015年)

 黄瀬和哉監督作品。

ARISEの延長線上にあるストーリーで、冒頭のクーデターや総理大臣暗殺に少佐の過去や義体(サイボーグ化した体)の障害などにも関わってくる物語。

 

まとまっていて面白いですが、過去のARISEを観ていないと世界観やキャラクターの立ち位置が分かりづらいかもしれません。

 

最後に 

攻殻シリーズは世界観もカッコよくて奥が深い大人も楽しめるアニメだと思います。

 

実写映画だけでなくアニメの方も開拓してみることをオススメします。